天ぷらが気軽に外食出来るようになったのはどうして?

天ぷらが気軽に外食出来るようになったのはどうして?

皆さん知っている某有名天ぷらチェーン店のお話です!

「天ぷら」といえばカウンターでいただく高級なイメージがありますが、ここ最近は低料金で一品一品運んでくる揚げたての天ぷらをいただけるお店も数多く出ています。

今回はそんなお店の事ではなく、誰もが知っている某有名天ぷらフランチャイズ「て〇や」さんのお話です。

天ぷらという料理は家で作るのは面倒くさいし、何より調理自体が難しいので敬遠されがちです。しかし日本人なら誰でも好きな「人気のある食べ物」というのも事実です。

コチラのフランチャイズは、そんな高級だったはずの天ぷらを安価で気軽に食べられるという事で、若いカップルからおじいちゃん、おばあちゃんといった幅広い年代の方々が沢山来店されています。

本来なら「天ぷら」は調理をする職人によって「出来具合い」が大きく差が出る難しい料理です。フランチャイズ展開するには、沢山の職人を育てなければならないので時間とコストが掛かり安価な料金設定では不可能だと思います。

そんな難しい問題を、コチラのフランチャイズは職人の技を機械化・マニュアル化した事で店舗を拡大されました。「何処の店舗でも同じレベルの天ぷらを提供する事ができる」 それを可能にしたのがベルトコンベア式のフライヤーです。

お分かりかと思いますが、フライヤーというのはお肉屋さんとかで揚げ物を調理する器具です。フライヤーに沢山の油を入れて温度設定すると設定した温度が保たれるので、ある程度は素人でも簡単に揚げ物を作る事が出来ます。

こちらのフランチャイズは、そんなフライヤーを数メートルの長さにして、油の中をゆっくりとベルトコンベヤーが動くといった機械を開発したのです。

「エビの天ぷら」の出来上がる流れはこんな感じです。

①天ぷら衣に付けた「エビ」をスタート地点の油に入れる

②170度位の油の中を「エビ」がベルトコンベアーに運ばれて揚がっていく

③ゴール地点になると「エビ」が自動的に油から出てきて出来上がり

素晴らしい機械ですよね。もちろん莫大な金額の研究・開発費が使われていると思います。

あとは、天ぷら衣を同じ具合に作るマニュアルと、「エビ」といった天種によっては揚げる時間が違うのでスタート場所を指定するマニュアルがあれば、アルバイトが調理しても全員同じ天ぷらが作れるという仕組みです。

もちろん、職人が揚げる高級店の天ぷらとは違いがあると思います。しかし、この機械とシステムによって我々庶民が高級だった天ぷらを外で気軽に食べられるようになった事はとっても素晴らしい事だと思いました。

この話を信じるか信じないかはあなた次第です(笑)

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